今回は神社に奉納される掲飾版ということで総化粧です。
材料はヒバと桧を使いました。刻み始めると作業場一帯に香りが漂います。これだけ香りが強いと虫も寄り付かないんだろうな~と刻むたびに思います。ヒバ、桧共に昔から土台や柱に使われてきているのも納得です。
右は、柱のほぞが入るほぞ穴を掘っているところです。
総化粧なので墨付け、刻みの段階から傷が付かないよう終始気を付けなければいけません。
下の写真は板をはめ込む溝を切っているところです。
柱、桁、横桟に溝を切ります。1ミリでもずれると板がはまらなくなるので緊張の連続です。
最後に仕上げ加工をして刻み終了です。